DRAGON DRONES

プロドローンインストラクターが綴る本気のドローン情報

DJI Mavin2Pro カメラチルトの設定変更で適正値を探す

今最も人気のドローン DJI Mavin2Proは1インチのセンサーにハッセルブラッドのナチュラルカラーソリューションHNCSを搭載したモデルです。
MavicProやPhantom4Proに比較して圧倒的に色の表現力がパワーアップしたカメラシステムへと変貌を遂げました。
美しく撮れるカメラを搭載した超高性能ドローンのMavic2Proを使いこなすには、カメラの向きを上下に動かすカメラチルト操作が欠かせません。
ダイナミックな動画のシーンイメージを作り上げるチルト操作を習得する前に、自分に合ったチルトのスピードや滑らかさを見つけてから練習をすると、想像を超える動画のワンシーンが撮影できるでしょう。
目次

設定画面

カメラチルトのスピード設定画面を表示させるには、機体からプロペラを外してから、カメラカバーを外しアームを広げてください。
コントローラーとスマートフォンを接続して、電源を入れDJI GO4アプリを起動します。機体の電源を入れます。
アプリ画面の機体のマーク辺りをタップします。

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標準画面

カメラマークをタップして「詳細設定」をタップすると下の画面が表示されます。

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詳細設定をタップすると



ジンバルピッチの最大速度

最大速度とはジンバルの動きが真下から最上点(90度~120度)へ到達するまでの時間の設定です。スピードを速くすると素早く狙った画角へ移ることができますが、スポーツ系の撮影でない限りあまり使いません。
遅い設定では動画のエンディングや、シーンを切り替えるときなどに使用しますが、ゆっくり過ぎると映像が間延びして飽きられてしまいます。特に動画はよほどのことが無い限り空撮シーンは10秒以上の長回しは使われないでしょう。芸術作品などは別ですが・・・

ジンバルピッチの滑らかさ

滑らかさとはジンバルピッチの最大速度で設定した速度に達するまでの時間、ジンバルコントロールをニュートラルにしてからジンバルのチルトが停止するまでの時間を設定します。

デフォルト値での動き
人によって感覚が異なりますが、出荷時の値はジンバルピッチ最大速度20、滑らかさ15となっています。
私の設定値は最大速度25、滑らかさ10を基準にしています。
スポーツなどで速度の速い被写体を追い撮りする際は最大速度を30まで上げる場合もあります。また滑らかさは撮影する季節や外気温で変更してます。

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